水耕栽培を始めてみたいけど
必要な道具って何だろう?
ベビーリーフを育てるのに
どんなお世話が必要なのかな?
具体的に知りたいなぁー。
マメな性格じゃないけど大丈夫?
水耕栽培に必要な道具は
普通の家庭菜園に比べて
めっちゃミニマル!
ベビーリーフはほぼ放置で
しっかり収穫できるよ!
ズボラ初心者でも簡単に
育てられたから安心して!
水耕栽培でベビーリーフを育てるのに
必要な道具や種まきから収穫までの流れを
しっかり理解できるようになる。
栽培をはじめる前の不安解消に役立ちます!
実際に、筆者が栽培して得た収穫量や
水やり頻度などのデータも公開します。
水耕栽培に必要な道具を揃えよう
水耕栽培で必要な道具は5つだけ。
・プランター
・スポンジ
・液体肥料
・種
・バークチップ
これだけあれば、すぐに始められます。
他にあると便利なものとして、
空の2Lペットボトルを最低1本分。
2Lのところにメモリを書いておけば
計量の手間が省けますよ!
液体肥料は希釈して使用します。
水やりのたびに希釈するのは面倒なので
まとめて希釈した物を用意しておくと、
手間が省けてお世話が楽になりますよ。
プランター
・底面給水型のプランターを選ぶ
・貯水量が多いと給水回数が減る
底面給水型のプランターであれば
どんな物でも構いません。
私が実際に使用したプランターは
リッチェル ミエルノPlusというもの。
これのいい所は窓枠の狭いスペースにも
ぴったり収まるスリムなサイズなのに、
貯水量がしっかりある所!
1度の給水でしっかり貯水できるので、
給水回数を減らすことができます。
色は3種類あって、
グリーン・ブラウン・オレンジ
どれも可愛らしい色味です♡
スポンジ
・保水できる素材で代用可
・専用品の方がおすすめ
土の代わりの培地となります。
100均のスポンジを1センチ角に
切って代用することもできます。
私は面倒なので、
専用品のgrodan GrowCubeを使用。
普通のスポンジと違い、空気もしっかり
保持してくれるので、根腐れも起こさず
根の発育に良い環境を作ってくれます。
これの10L入りを購入しましたが、
リッチェルのプランター3つ分の
容量がしっかり入ってました。
使用後は水洗いしてしっかり乾燥させ
日光消毒すれば、再利用が可能です。
土と違って燃えるゴミとして
破棄できるので処分にも困りません。
液体肥料
・水耕栽培=ハイポニカが定番
・代用が効かない必須道具
水耕栽培をするなら必須の道具。
これだけは代用が効かないので
素直にポチってください(笑)
ホームセンターなどでは
見かけないのでネット購入が
一番確実だと思われます。
ハイポニカを希釈したものを
培養液として常に根が浸かるように
プランター内を満たして使います。
普通の肥料のように、
量やあげるタイミングなどの調整が
要らず何も迷わなくて済むので、
栄養管理が非常に楽です!
ハイポニカは水耕栽培だけでなく
通常栽培(土壌)にも利用できるので
オールマイティに使えますよ。
種
・どんな物でもOK!
・レタス系は発芽率が高くおすすめ
100均やホームセンターなどで
いろいろな物が売ってあるので
好きなものを選んでOK!
香り豊かなハーブミックスや
鮮やかな葉色の種がミックス
された物があって選ぶのも
一つの楽しみですよ♡
個人的には、レタスは発芽率が高く
ワサワサ成長してくれるので
レタスの種がミックスされた物が
おすすめです!
バークチップ
・必須ではないが藻対策で活躍
・お洒落な見た目に仕上がる
100均で手に入る物で大丈夫です。
できるだけ粒が小さい物がおすすめ。
必須の道具ではありませんが、
水耕栽培は常に水気があるので
すぐに藻で覆い尽くされてしまいます。
藻は水気と日光があれば発生します。
放っておくと緑色に苔むしたように
なってしまうので、バークチップで
スポンジと貯水内部を遮光する事で
藻の発生を押さえてくれます。
水耕栽培でのベビーリーフの育て方
種をまく
・種まきするときは室温に注意!
・古すぎる種は発芽しにくい
・【すじまき】がおすすめ!
今回は室内栽培を前提としています。
なので、種まきの時期が過ぎていても
室温に気をつければ問題なく育ちます。
ベビーリーフは発芽するのに
15〜20℃の温度が必要なので、
寒くなり過ぎないように気をつけます。
あとは、種にも消費期限があって
古すぎる種は発芽率が落ちるので
しっかり確認、注意します。
プランターでの種のまき方は2つ。
【すじまき】は一直線にまく事。
【ばらまき】は満遍なく広域にまく事。
どちらのまき方でも問題ありません。
ですが、私は何も考えずに大量に
ばらまきしたせいで日光不足で
うまく育たない芽がたくさんあったのと
収穫時に込み入り過ぎて大変だったので
個人的には
【すじまき】をおすすめします!
実際の種まきの方法は簡単!
①スポンジを水道水で湿らせる
②貯水部に水道水を入れる
③十分に湿ったスポンジの上に
種が重ならないよう【すじまき】する
④バークチップをかぶせる
たったこれだけです!
種まきが終わったら日の当たる場所に
プランターを移動させ発芽を待ちます。
水やり
・発芽後に培養液に切り替える
・栽培初期は週1給水でOK
・栽培後期は毎日給水が必要
リッチェルのプランターには給水用の
穴があるのでそこから給水します。
根を傷つけずに給水できるので便利!
種まきして発芽するまでは水でOK。
発芽を確認してから培養液に切り替えます。
(液体肥料を規定量の水で希釈した物)
水やり頻度を以下の表にまとめました。
私は毎日水位を確認して半分くらいまで
減っていたら給水するようにしました。
日数の目安 | 成長および給水メモ |
0日〜4日 | 【発芽確認】水道水の給水なし |
5日〜9日 | 【本葉確認】培養液切替、特に給水なし |
10日〜20日 | 週1給水 |
20日〜30日 | 【急成長期】週3〜4回給水 |
30日〜34日 | 2日に1回給水 |
35日〜60日 | 毎日給水(水切れに注意!) |
種まきから20日後くらいから水位が
目に見えて減るようになります。
これ以降は貯水内部の確認を控えました。
というのも、
持ち上げて根を確認するたびにブチブチと
嫌な音がするようになったので、
根を傷つけないために貯水部の洗浄も
控えるようにしました。
収穫
・収穫は種まき後3〜4週間後
・目安は葉が10〜15センチくらい
・収穫はハサミでやると傷つかない
・収穫に適した時間帯は夕方
成長具合によって変わりますが、
目安として種まきから約1ヶ月くらいで
収穫できるくらいに葉が大きくなります。
もう一つの収穫目安として、
葉の大きさが10〜15センチになったら
順次、外側の葉から収穫していきます。
こうすることで長く収穫できます。
収穫するときは、
ハサミを使うのをおすすめします。
結構込み入っているので、手でちぎると
他の葉を傷つける恐れがあるからです。
専用のハサミなどは特に必要なく、
私はキッチンバサミで収穫してました。
使用後は洗うので清潔に保てますしね。
収穫する時間帯について、
気になったので調べてみたところ
ベビーリーフは夕方の収穫が
最適とのこと。知らなかった!
参照:鍵は光合成にあった!野菜の収穫に適した時間とは?
その他
・間引きは気になるなら行う
・収穫後の保存の仕方
間引きについては、必須ではなく
しっかり双葉が開いてから気になるなら
行うのが良いようです。
双葉がしっかり開いてくるのは、
種まき後約15日前後が目安です。
この時期を逃すと急成長期に入って
間引くのが困難になります。
多少の葉の重なりがあっても問題なく、
ベビーリーフは成長してくれるので
神経質になる必要はありません。
順次収穫していくので適当でも大丈夫!
また、
収穫したベビーリーフの保存方法ですが
私がいろいろ試した結果わかったのは、
さっと水洗い後キッチンペーパーに包み
ラップをして冷蔵庫に保存がベスト!
この方法だと3日はしなびることなく
保存することが可能です。
ですが、日が経つ毎に
シャキシャキ感はなくなるので、
早めに食べるのが1番です。
水耕栽培でのベビーリーフ収穫量【データ公開】
1つのプランターで栽培期間は2ヶ月
実際に私が育てた時は、1つのプランターで
9月28日〜11月25日の約2ヶ月間。
2ヶ月以上、栽培することも可能ですが
2ヶ月過ぎた辺りから食感に筋っぽさを
感じるようになりました。
なので、ベビーリーフの特徴である
柔らかな食感を楽しむのであれば
栽培期間の目安は2ヶ月くらいと
考えた方が良いです。
総収穫量は193g
収穫回数 | 日数(種まき後) | 収穫量(g) |
1 | 23日 | 7 |
2 | 27日 | 10 |
3 | 28日 | 9 |
4 | 31日 | 14 |
5 | 34日 | 10 |
6 | 37日 | 14 |
7 | 39日 | 20 |
8 | 44日 | 27 |
9 | 50日 | 36 |
10 | 56日 | 30 |
11 | 58日 | 16 |
合計 | 193g |
約2ヶ月間の収穫データとしては、
11回収穫し、総収穫量は193gでした。
市販ベビーリーフ1袋が約40gなので、
約4袋分は収穫できた計算になりますね。
収穫ペースは約3日に1回くらい。
1回あたりの収穫量は約10〜20gで
片手ひとつかみ分くらいです。
収穫後半期になると一つひとつの葉が
大きくなるので重さが増えていきました。
液体肥料の総使用料は各16ml
約2ヶ月間の栽培期間中に
使用した培養液量は約8Lでした。
ちょうど2Lペットボトル4本分。
液体肥料は、
水1Lあたり2mlで希釈するので
栽培期間中の総使用量は各16mlでした。
(液体肥料はA液・B液と2種類)
液体肥料の使用量も少ないので、
かなりコスパが良い印象を受けます。
私は1L分を買いましたが、
まず初めてみたい人や初期費用を
安くしたい人には500mlがおすすめ!
まとめ!
・道具を揃えて種をまくだけ!
・お世話は培養液の補充だけ!
・複数プランター栽培で毎日収穫可
ベビーリーフは初心者でも
簡単に育てることができます。
さらに水耕栽培なら
使用する道具も少ないので、
気軽に始めることができます。
プランターを2〜3個に増やして
時期を2週間ずつズラして栽培すれば
毎日収穫できるようになります。
室内栽培なので虫の心配もなく、
省スペースで栽培可能なので
キッチンやちょっとした窓辺でも
気軽に育てることができますよ。
毎朝、成長を確認するのも楽しいので
何か新しい趣味を始めたい方や
おうち時間を充実させたい方におすすめ!
おすすめ栽培セット
必要な道具を揃えるのに約4200円ですが、
2ヶ月でベビーリーフ約5袋500円分収穫。
プランター複数栽培すれば楽に元が取れます。
私は手間がかからず実益を兼ねた趣味としては
かなりコスパいいが良いと思っています。
お世話もほとんどなく気軽に始められます。
下記に必要な道具をまとめていますので
気になった方は覗いてみてください。
以上!