私がノンケミカル生活を辞めた理由

ビューティー

どうも、こんにちは!
今日はスキンケアについて、私の経験をお話しさせてください。


ミニマリストという言葉を知る前から、断捨離やシンプルな生活に憧れ、
身の回りをどんどん簡素化していく中で、自然な流れでスキンケアも
シンプルにしていった私ですが、

これが
どえらいトラップだったのです。

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(元)成分厨・オーガニック信者

なんとなく分かっていただけると思うのですが、
ミニマリストとシンプルスキンケアって、ものすごく相性がいいと思うんです。
根底にあるのが、「子供のように何もしないケアで美しくなろう!」


女性は特に、スキンケア用品って毎日使うものだしお金もかかるし、
種類もとにかく多いし、時間もかかる。そういったものがシンプルになる、
かつ、綺麗になれる!と言われたら期待しちゃうじゃないですか。


まず私がのめり込んだのが、角質培養なる美容法。
簡単に説明すると、
とにかく肌を触らない!ターンオーバーを狂わせない!というもの。


当時、拭き取り化粧水の乱用でビニール肌という言葉を知り、
「これって今の自分の状態じゃないか!!」と愕然としたんです。
原因は肌をこすり過ぎた事で角質が薄くなり、ちょっとした刺激でも荒れるし
肌本来の防御反応として皮脂分泌過多になり、テカリが収まらない…。


そのビニール肌を改善するために、肌をとにかく優しく扱いましょうというもの。
当然、クレンジングの界面活性剤が角質を取りすぎるという理由で厳禁。
なので、石鹸で落ちるものだけを厳選するようになったんです。

もともと化粧をする習慣がなかったので、すんなり石鹸生活に移行できまして
それだけで済めば良かったものを、持ち前の凝り性を発揮してしまいます。

肌に触れるもの全てを石鹸にせねば!

という、ほんと狂ったように石鹸信者になり、人工化合物は悪!と思い込んでました。
ちょうど子供が生まれたという事もあって、ノンケミカルを崇拝するように。


洗濯洗剤まで粉石鹸を使用するようになり、風呂場には固形石鹸1つだけという
形ばかりのシンプリストが爆誕したわけです(笑)
そして色々な不都合が生じていくわけです…。

成分にこだわるあまり起きた弊害

お金がかかりすぎる

成分に1つでもアウトなものがあれば、購入することができません。
必然的に求める条件というものが、どんどん高くなっていき
クリアできる商品というのは、ほんのひと握りになっていくわけです。


そしてその商品どれもが、こだわり抜いたものばかりでとにかく高額。
とてもじゃないけれど日々消費していくものに、そんなお金出せないという
現実を突きつけられるわけです。


特に難儀したのは、日焼け止め探しでした。
化粧をしないけれど、日焼け止めだけは絶対に外せないアイテムだったし
ノンケミカルな日焼け止めとなると、とにかく高くなる。
そしてもれなく使用感も悪くなるという…。八方塞がり。

労力や苦労の割に効果や実感が少ない

のめり込み過ぎて、ヘアケアまで手を出してしまい収拾がつかなくなってました。
結果、髪は皮脂過剰でベッタリ指通りは最悪、切れ毛が多発する始末。
かといって、成分が良いものを選ぼうとすると、高級オーガニックシャンプーしか
選択肢がないという。

本気で
毎日が苦痛になりました。

本質を見失い疲れ果ててしまった

綺麗になるためにシンプルケアを始めたはずなのに、毎日が苦痛で仕方がない。
毎日が、修行僧のような生活でとにかく苦痛。
そこでやっと我に帰ったんです、

綺麗になるためにやってるのに、
綺麗になる気配がまるでない!

本末転倒とは、まさにこの事。
主人からも、「そんな強迫観念を持たなくていいんじゃない?」
「そうか、私は頑張る方向性間違えてたんだ。
そして、ようやく自分の行き過ぎた行動を省みる事が出来るようになりました。

考え方が変わったきっかけ

とにかくヘアケアが苦痛だったので、せめてこれだけでも楽になりたい
という思いから市販品の中でも、比較的成分良好なシャンプーを使おうと思い
クラシエのヒマワリシャンプーを使用してみたところ、

全ての悩みが解消。

仕上がりの不満も、継続しやすい価格設定も、使いやすさも、手に入れやすさも…
全て!全てがあっという間に解消されたんですよね(笑)
こうやって解消されるまでに、なんと2年もかかったという。

ヘアケアを経てスキンケアにも変化が

今思えば、当時まだ若かったのでスキンケアはなんとかなっていたなーと。
北海道に移住するまでは、石鹸によるシンプルスキンケアでも大丈夫でした。
ビニール肌も解消され随分肌が綺麗になったのでスキンケアに関して言えば、
石けん生活の効果はあり、良いスキンケア習慣が身につきました。
(肌を擦らない、すすぎはしっかりするなどの基本的な事。)


けれど、北海道に移住してからすぐに、
スキンケアも変えねばならないレベルに過去最悪の状態になりました。
極度の乾燥で、ボロボロになってしまい継続不可能と判断しまして、
改めてスキンケアについて勉強し直しました。

分!!ノンケミカル!!至上主義から、
セラミド!!保湿重視!!へシフト。

結果、
過去最高に調子がいいです。
今までの苦労とお金は何だったのかと…本当にね、笑うしかないよね!(笑)
ボロボロだった私の肌を救ってくれたのは、アルージェシリーズでした。
化粧水乳液クリームのフルラインを使用した所、
2ヶ月くらいで肌の調子がグッと良くなりました!!
敏感肌用スキンケアの底力を目の当たりにしましたね。

そこで得た大きな教訓が、

百聞は一見にしかず。

まさにこれ。
いくら成分に詳しくたって、1度も使用した事がなければ知らないのと同じ。
なので、成分よりも実際に使って見て感じたことを信じる事にしました。


同様の理由から、
成分解析サイト等の記事は、あまり信じ過ぎないようにしています。
だって、使用感なんて人によって大きく変わるものだと思うので。


いろんな年齢、肌質の人がいるから世の中にたくさんの化粧品がある。
成分が同じだからといって、効果も使用感も同じになるわけがない。
そう思えるようになってからは、成分を気にし過ぎることをやめました。

まとめ

やり過ぎはダメ。

私が一番伝えたい事はこの一言につきます。
ノンケミカルが悪いとか、石鹸が悪いとか、
そういう事が言いたいのではありません。


実際、シンプルスキンケアによって私のビニール肌は解消されました。
ノンケミカル生活で得たものもありますし、ミニマリストになってから
スキンケア用品も厳選して少数精鋭で揃えています。
一番大事なのは、本質を見失わない事。


過去の記事でも、たびたびお伝えしている「本質を見失わない」という事は、
こういった私が失敗から学んだ事なんです。
失敗してもいいんですよ、学べばいいんです!


そして、私の失敗が誰かの役に立てばいいなーという思いから
こうして記事を書く事にしてみた次第です。
少しでもお役に立てれば、嬉しいなと思います♡

以上!